社内報制作のスケジュールの目安は?
社内報のおおまかな企画やコンテンツの内容を決めた後は、社内報発行までの制作スケジュールを作成しましょう。
社内報のスケジュールは原稿の遅れや確認の遅れなどを考慮して、余裕を持って作成しておくと、寄稿やデザイン制作のやり取りをスムーズに進めることができ、社内報のクオリティを高める部分に注力することができます。
早く発行したいために、短期間で余裕のないスケジュールを引いてしまうと、原稿の締め切りに間に合わなかったり、取材の段取りにミスがあった時にスケジュールが大幅に乱れ、発行に間に合わせることに注力することになります。
その結果、誤字や間違った情報を掲載するなど仕上がりに影響する可能性が高くなったり、大幅に発行が遅れるという事態にもなりかねません。
目次
社内報の進行管理をスムーズにするためには、どうすればいいの?
社内で使う社内報だから多少遅れても大丈夫か? というと、そんなことはありません。社内的な事情で遅れてしまうことがあるかもしれませんが、社内報の担当者として、可能な限り発行日は守る責任があるでしょう。
そのためにはしっかりとした制作スケジュールが必要不可欠です。担当者が複数いる場合は、作ったスケジュール表をグループウエアなどで共有し、定期的に進捗を確認しましょう。
スケジュール表を作る前に、社内報の編集の流れを確認
「社内報の担当になったばかり」という方のために、社内報が完成するまでの工程をお伝えします。ただ会社によって社内報の編集の仕方はさまざまなので、ここでは基本的な流れをご説明します。
- 企画を決める(どのページにどんなコンテンツを掲載するか、誰に原稿依頼するかなど可能な限り詳細に決めれれば正確なスケジュールが作成しやすくなります)
- スケジュールを立てる(原稿を書いてもらう時間、手直しをしてもらう時間も忘れずに)
- 原稿を依頼する
- 原稿作成(インタビュー・執筆・撮影など)
- 原稿を編集(デザイン・レイアウト)
- 編集内容の手直し→編集内容確定(校了)
- 印刷データの作成(印刷会社へデータ入稿)
- 印刷/納品
スケジュールから外れないための心得
社内報に限った話ではありませんが、どんなに綿密なスケジュールを組んだとしても、その通りには進まないことも当然出てきます。社内報の編集は自分一人で行うものではなく、他の編集委員や上司、コピーライター、デザイナーとのやりとりの結果、予定通りに進行しないことも。取材日時の急な変更や、原稿確認で大幅な修正を求められることもあるでしょう。
そのような事態に陥らないためには、企画の段階できっちりと内容を詰めることです。
そして、決めた企画内容を決定権のある上司や社長に確認してもらいましょう。ここを疎かにすると、デザインが出来上がってから大幅な内容変更が発生する場合もあります。
また、原稿を依頼する方にもきちんと企画内容を説明することも、不要な修正時間を出さないための大切なポイントです。
社内報作成のスタートは内容確定日(校了日)の3ヵ月前が理想
ところで、前述した各工程で必要な日数はどれくらいかかるのか? これも会社の事情により一概には言えませんが、目安となる日数をお伝えします。
- 企画を決める(企画立案~編集会議・企画決定)
→ 約2週間 - 原稿を依頼する(寄稿・取材先への打診、依頼状の送付)
→ 約3日 - 原稿作成(依頼〜原稿回収、手直し)
→ 約2週間 - インタビュー依頼(依頼者の繁忙期に重ならないよう配慮する)
→ インタビューの約1週間前 - インタビュー原稿作成(インタビュー日から原稿作成まで)
→ 約1週間 - デザイン・レイアウト編集(初回提出まで)
→ 2〜3週間(12ページ/6企画程度の場合) - デザイン修正(3往復程度)
→ 約1ヵ月(提出・修正指示は3〜5日程度の間隔で) - 印刷データの作成
→ 約1日 - 印刷・製本
→ 約1週間
このように具体的に日数を考えると、発行のスタートとなる「企画を決める」タイミングは、発行日の2ヵ月半〜3カ月前というのがひとつの目安になりそうです。
※あくまで一例の目安です。各会社により事情やルールが異なるので、上記を参考にして自社で必要な日数を設定してください。
インナーブランディングの一端を担う社内報として、誤字や掲載ミスを防ぐのはもちろん、企画内容やデザイン・レイアウトにこだわるためにも「スケジュール管理」は担当者の重要な役割です。
余裕のあるスケジューリングで、素敵な社内報制作を楽しんでください!
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